ご挨拶
日本オフィス家具協会(略称JOIFA)は、1956年(昭和31年)鋼製家具事務機器工業会として設立されました。以来、67年間時代の変遷とともに活動の幅を広げ、その取り組みに合った体制構築や団体名の変更をしながら現在に至っております。
ご承知の通り、いま私たちを取り巻く環境は、ウクライナ戦争などをきっかけに世界的なサプライチェーンの混乱、停滞による資材価格の高騰。3年余り続いたコロナ禍の影響で価値観が多様化したことによる働き方の変化。国内での労働力人口の減少、地球規模での環境対応の必要性など、いままでの延長線では対応が難しい課題が現れ始めております。
日本オフィス家具協会(JOIFA)は、「オフィス家具、各種施設家具並びにその周辺についての調査研究、情報の収集・提供・公開等により、広く普及啓発することによって、オフィス家具産業の健全な発展を図ると共に、我が国産業経済の発展、社会・文化の向上に寄与すること」を目的にしています。 特に、業界の発展はさることながら、今後は社会・文化の向上に寄与する活動が重要であり、業界の活動を通して社会に役立ち、お客様の発展に寄与できることに注力していきたいと思います。
今やオフィスは「処理する場」から「創造する場」へと変化していますが、更なる働く環境変化に必要な観点では「Well-being(心と身体と社会の健康)」と「Sustainability(地球環境の持続性)」を考慮した働く場の提供が必要です。 そのことを前提に、「自然とともに、社会とともに、明日のワークプレイスを考える」をテーマに日本経済の発展に寄与すべくこれからの活動を推進していく所存です。
日本オフィス家具協会 会長 中村 雅行